高専生活ってどんなの?どうなの? #BR4KE

この記事はBlogRelay for Kosen Examinee : ATNDのリレー記事(5日目)です.
昨日の記事はみやびこすさんの元高専7年生から、新高専1年生へ - miyabikosu's diaryでした!

自己紹介

福井高専2年電子情報工学科のうなすけです。1日目の記事を書いたじぐそうさんの後輩ですね。


さて、受験で受かるかどうか心配だと思いますが、もう一つ心配なことがありませんか?僕は心配でした。
いわゆる「高専生活」についての心配です。高校だって、中学校とはガラリと変わりますが(そこまでじゃないかも)さらに一風変っていると言われる高専では、一体どんな学校生活が送られているのか、気になったこともあるかと思います。

高専生活

まず朝。始業は福井高専では8:55です。電車で通っている人は早起きしますが、僕は寮生なので遅くても8:00に起きます。それから朝ごはんを食べて、支度をして登校します。学内は基本的に土足です。
授業は、1年生は特に専門科目もなく、50分授業が1日7~8限でしょうか。2年生からは専門科目が入ってきて、午前中まるまる実験をする……なんてこともあります。
休み時間は5分間、2限目と3限目の間は10分間(休み時間は先生によっては無くなりますね)、昼休みは45分間です。

お昼ごはんですが、お弁当を持ってくる人、食堂で食券を買う人、売店でパンやラーメンなどのインスタント食品を買う人と様々です。寮生は一旦寮に帰って、寮の食堂で昼食をとります。
授業が終わると、教室に残る人、帰る人、部活や同好会に精を出す人といろいろです。部活や同好会は、1年生のうちに部活動紹介というものがあり、そこで入部を決めます。強制ではないので、おそらくクラスの半分位は帰宅部に所属することでしょう。

そして高専生活の明暗を決める年4回の定期試験。ご存知だろうと思いますが、赤点は60点未満です。テストで赤点をとってしまうと、補習や追試、追加課題などでなんとか点を上げてもらう、もしくは次のテストで取り返さなければいけません。学年末テストは進級を決めるようなものですからみんな必死です。(留年は普通高校とは違ってそこまで深刻な事態ではありませんが、1年間共に過ごした友人たちと別れるのは辛いものがあります)
だいたいこんな感じでしょうか。

伝えておきたいこと

高専生活で気をつけることがあるとするなら、 「授業をしっかり聞くこと」 でしょうか。高専は自由な校風と言われます。授業中についつい寝てしまうこともしばしばあります。眠たくなってしまうのは仕方のないことですが、ひとつの授業をまるまる寝てしまっては、その授業に出席する意味がありません。少しでも聞いておかないと、授業はどんどんと進んでいってしまい、「今は何をやっているのか」「見たことのない公式が黒板に書いてあるが、あれは一体なんなのか」となってしまうわけです。そして、テスト前に必死になって、テストのあとはすっかり忘れてしまう……これは何としても避けたい。いや、避けたかったです。授業を聞くようになって、さっぱりわからなかった教科が、「なんだ簡単じゃないか」と思うようになることだってあります。っていうかありました。僕のことです。

そしてそれ以上に 「目標を持つこと」 が大事です。なんとなくで高専にきたのなら、これほどまでに悪い環境はありません。男女比からくる青春の経験不足、難しいテスト、わけのわからぬ専門科目……正直いって退学が妥当でしょう。

しかし、それも目標があれば一変します。考えてもみてください。教科書を執筆したり、その分野では国内、ひいては世界で活躍している素晴らしい教授に直接に講義を行ってもらえるのです。優秀な先輩からわからないところを丁寧に教えてもらうことだってできるでしょう。
しかも、そうして学ぶ知識というのもは、夢や目標に近づくことのできる専門知識ばかりです。

これだけ覚えてあとは忘れてもいいです。とにかく目標を持ってください。

みなさん目標を忘れずに、入学した時のような志をもって卒業してください。そして、立派な技術者になることを願っています。

次はjinrikiplaneさんです。どんな記事を書いていただけるのでしょうか、楽しみですね。